はい、今日も元気に落ち込んでいるパパひつじです
とっても寒い雪の日に、モコが我が家の家族になりました
そんなモコが我が家にもたらしたもの
それは・・・
第一話まだの方はコチラから↓↓↓
子猫を救ったと見せかけて子猫に救われた長男の物語
第二話まだの方はコチラから↓↓↓
子猫を救ったと見せかけて子猫に救われた長男の物語(続編)
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ん? いきなり最終話?そんな人いないよね!?これ要る?(笑)
モコのいる生活
我が家にとって初めての猫がいる生活
みんな新たな家族が増えたことに心弾ませていた
パパひつじも、実は子供の頃から犬か猫を飼いたいと思っていたから
モコが家族になってくれたことは嬉しかった
一緒に暮らしてみるとモコは本当に控え目でおとなしい子
パパひつじは猫と暮らしたことないけど、ママひつじが実家で飼っていた猫たちを知っていたから
もっと家の中を引っ搔いてボロボロにしたり、私たちがごはんを食べている時に寄ってきて
おかずを食べようとしたり、家の中の色んな所に登ってみたり・・・
そんなことを想定してたのに、ほんっっっっとうにおとなしくていい子!
壁やソファーを爪で引っ掻くようなことはしないし、みんながごはん食べてると寄ってくるけど
ちょこんと隣に座って、申し訳なさそうに何か貰えるのを待っているだけ
あちこち走り回ったり、よじ登ったりすることはなく
いつも誰かに甘えて寄り添っているだけ
そんな可愛いモコに、もうみんなベッタリ!
モコちゃん!おいで
モコこっち!
あちこちから名前を呼ばれて大忙しのモコ
大忙しといっても、おとなしいのでされるがままだけど(笑)
そして甘え上手なモコ
家族みんなの膝の上を順番に座って回ります
もうそんなことされたら愛おしくて・・・
みんなモコにメロメロ(≧▽≦)
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パパひつじ的には、モコを仰向けに膝にのせてお腹をサスサスしてあげると
すごく気持ちよさそうな顔をするのが嬉しくて
で、その時にモコの左手を優しく握ってあげるんだけど
サスサスが気持ちよすぎて爪がちょっと出ちゃて、その状態で左手がずっと
ニギニギする感じで動くのね
もうこれが可愛くて可愛くて(*´ω`)
いつもパパひつじのところくるとサスサスしてあげてた
ただね、モコはおそらく右手に何か不具合を抱えてる
パパひつじがお腹をサスサスする時も、左手はニギニギするのに
右手を触ろうとすると嫌がって手を引っ込める
ずっと様子を見ていてなんとなく気付いたのは、
『高いところに登らないのは、右手が痛くて降りてくることが出来ないからなんだ』
ということ
これもモコがおとなしい要因のひとつなんだろうなぁ
他にも心配だから病院へ連れて行って検査したけど、内臓も少し弱そうだったり…
家族になった当初は、しばらく病院通いのモコ(女の子だから避妊手術もしたしね)
そして何故か分からないけど全然大きくならない
こんな小さくて弱いモコだから、余計にみんなが大切にしようと思ったんだろうね
モコは我が家全員が『守ってあげたい』を思う存在になりました
モコの恩返し
家族みんなに愛想を振りまくモコだけど、ちゃんと自分を救ってくれたのは兄ひつじだってこと理解してるのかな?
みんなのところにも来るけど、基本的には兄ひつじにベッタリ
寝る時も、マイベットは兄ひつじの横
いつも兄ひつじに寄り添うモコ
兄ひつじとモコは「愛情」と「慕情」という感情で深く繋がっていく
そしてモコが家族になってから、重苦しい雰囲気だった我が家に、少しずつ笑顔が見られるようになってきました
モコの存在は、みんなの壊れた心を修復してくれる
まず、おばあちゃんとお母さんを亡くして、ぽっかり穴の空いたママひつじの心
そこにモコがスッと入り込んで、心に開いた穴を埋めていってくれた
抜け殻みたいになってたママひつじに感情が戻っていくのが分かる
そして感情をコントロールできなくなってしまっていた兄ひつじの心
驚くことに、あんなに手の付けられなかった兄ひつじの癇癪までもが治まってゆく
もともと相手を気遣う優しい心を持ち合わせていた兄ひつじ
『自分が大声を出して暴れると、モコが怖がってしまうから』
そんなモコへの気遣いから、キレて暴れる事をしなくなったんです
モコと暮らすようになってから、兄ひつじの表情は明らかに優しくなってる
すごいなぁ、癇癪のこんな治まり方があるなんて・・・
そうなると,兄ひつじの癇癪に疲れてしまっていたママひつじの心も少しずつ回復してく
2人に笑顔が見られるようになり、家庭の雰囲気も良くなったことで
安堵するパパひつじと弟ひつじ
ε-(´∀`*)ホッ
ママひつじにも表情が戻ってきたね
兄ひつじ怖かったし
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
小さくて弱い、何の言葉も発することのできないモコが
みんなに寄り添う事で我が家に起こした変化
モコを囲む私たちは、気付けばみんな笑顔になっていた
あんなに重苦しい雰囲気だった我が家が、数週間で変わるなんて…
モコからの恩返しは、我が家の平穏な日常
いや、モコが加わることで以前より幸せな日常だったんです
ありがとうね モコ
でも私たちは幸せだけど、モコも同じ想いでいてくれてるかな?
もしモコに表情があったら
モコも私たちと同じように幸せで笑ってくれているといいな
モコの笑顔がみたいなぁ、ってずっと思ってるパパひつじなのでした
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時流
穏やかな日々を手に入れた我が家
しばらく幸せな時間が続いていました
その間に子供たちの背丈は大きくなり
ママひつじは横に大きくなり
弟ひつじは小学三年生になって
パパひつじは単身赴任で家を離れる事になったり
兄ひつじは中学に入学したり・・・
そして
夏休み明けから不登校になったりしました
ADHDグレーゾーンと言っていた医者の話は本当だったんだな
中学一年生の二学期
兄ひつじは一日も学校へ登校することはできませんでした
パパひつじもママひつじも、突然の兄ひつじの不登校に心の準備が追いついてない状態
ここまで流れていた幸せな時間に少しヒビが入った
そんな感じがしました
すると今度はモコまでご飯を食べてくれない状態に…
大好きな缶詰や、ごはんをあげても食べてくれない
あとトイレが間に合わずに、トイレじゃないところでもオシッコをしてしまったり
明らかに不調なモコを病院へ連れて行った
診断は
膀胱炎
重大な病気じゃなくて良かったー
(´;ω;`)
よく聞く病名だし、お医者さんの話ではすぐ治りそうだから安堵するみんな
薬を貰って何回か通院すると、モコに元気が戻った
大好きなごはんをいつも通り食べられる
よかったね、モコ!
それから数か月
モコはまた膀胱炎になりました
モコとお母さん
我が家は、モコはお母さんの生まれ変わりだと思ってる
いちばんは、モコもお母さんも同じ側の手に不自由を抱えていたこと
お母さんも指の動きが不自由でムリすることが出来なかった
そしてお母さんが亡くなって数か月後にモコが我が家に来てくれたこと
モコがママひつじの心を癒し、兄ひつじの癇癪を治してくれたこと
お母さんは最後の入院をする前の数か月間を、我が家で過ごした
その時に見た兄ひつじの癇癪
ママひつじが困惑する様子を目の当たりにして
ママひつじが吐く弱音を聞いて、我が家の様子を本当に心配してくれた
きっとお母さんは亡くなったあとも、我が家のことが心配だったんだ
だからモコになって
我が家に帰ってきてくれたんでしょ?
心配だった兄ひつじの癇癪と、ママひつじの弱ってる心を
治してくれたんでしょ?
分かってますよ
みんなほんとうに辛かったあの時期
お母さんが来てくれてほんとうに救われました
心から感謝します
ありがとうございます
モコと兄ひつじ それぞれの戦い
膀胱炎が再発した時の話
違和感はパパひつじが年末に帰省した時のこと
家に帰るとモコがいたので、いつものようにお腹をサスサス
手をギュッ・・・
あれ、爪が出てこないなぁ?気持ちよさそうな顔しないし?
なんかお腹にブツブツがある気がするけど?
そんなことを思ったけど、気のせいだろう?ってやり過ごしてしまった
そして年が明け、パパひつじが赴任先へ帰る間際のこと
家族と一緒にいたモコの後ろ足が突然
『プルプル・・』
震えたと思ったら、モコはそのままその場でペタンと座り込んでしまった
モコちゃーーーんっ!!
ママひつじの叫ぶ声が部屋に響いた
病院へ連れて行くと、今回も膀胱炎の診断
また膀胱炎か!?
でも今回はいつもより重たい症状みたいだなぁ
だから薬も飲まなきゃいけなくなって、大嫌いな病院にも通わなきゃいけなくなって
病気と闘うハメに・・・
病院は大嫌いだけど、大好きな兄ひつじが付き添ってくれてるから
頑張れるのかな?
ママひつじと兄ひつじと一緒に頑張るモコ
ただ、身体が弱い子だから心配だね
そして病気と闘うモコを見ていた兄ひつじ
自分も頑張らないと!
って感じたみたい!
三学期には、二学期に一回も行けなかった学校へ通い始めました
毎日、最初から最後まで学校へ行けていたわけではないけれど
完全に休んでいた学校に、頑張って登校するようになったんです!
2人とも頑張ってる!!
二学期は兄ひつじが完全不登校だったから、大好きな兄ひつじと四六時中一緒に過ごせたモコ
きっと幸せだったろうな
で、三学期になって五月雨登校の始まった兄ひつじ
※五月雨登校:学校へ行ったり行かなかったりの様子
また離れる時間ができて寂しかったかな?
でも、兄ひつじが頑張ってるの見てきっと喜んでくれてたはず!
そして、兄ひつじが学校へ登校し始めた姿を見て安心したモコ
兄ひつじの頑張りを見届け、その数週間後に亡くなりました
モコと過ごす幸せな時間は、たった3年ちょっとで終わってしまったんです
モコの最期
それはパパひつじが赴任先の自宅でゆっくりしていた時のこと
ん? ママひつじからの電話だ
モコの病院の話だろうと電話に出た
「うぇぇ、ひっ ひっ ぱぱぁ… あのね…」
泣きじゃくるママひつじ
あ・・・
もういいよ
言わなくてもわかる
しばらく会話も出来ずに2人で泣いたよ
そして少し落ち着いたところで、ママひつじが話し出した
最近、モコは大好きな兄ひつじにも擦り寄れないでいたみたい
そして普段は行かなかったような部屋の隅っこで過ごす時間が増えていた
大好きな兄ひつじに擦り寄れないの…寂しかったよね
でも、苦しい姿見せたくなかったんだよね
兄ひつじに悲しい想いをさせたくなかったんだよね
ひとりで頑張ってたんだよね
その日、いつものように病院に連れて行って、レントゲンの検査を受けようとしていたところ
急に容態が悪化して、そのままそっと息を引き取ったらしい
パパ:「子供たちは?大丈夫?」
ママ:「うん…2人とも大泣き」
兄:「モコーっ! モコがぁ…
モコが死んじゃったよーーーーっ!!」
って、兄ひつじは動かなくなったモコを抱きしめて泣き崩れたらしい
めったに泣かない弟ひつじも、兄ひつじが抱きかかえるモコの横で大泣きしたって
病院を出てからも兄ひつじはずっとモコを抱いたまま
『今日が最後になるからもしれないからモコと一緒に寝るんだ!』
と言って片時も離れないでいたって
そうだよね
言葉こそ通じないけど
お互いが「救われた」って、心が繋がってる2人だもん
「死んじゃったからお別れだね」
そんなふうに整理つくわけない
納得いくように好きにさせてあげよう
そうだね・・・
そうして皆が悲しみに暮れる中、2日が過ぎ、その後モコのお葬式をあげました
みんなは
『ありがとう』
と言ってモコと最後のお別れの挨拶をしました
こうして、寒空の下、兄ひつじに拾われたガリガリの子猫は
我が家で、それまでよりちょっとだけ美味しいご飯を食べさせてもらって
その代わりにたくさんの幸せを置いて、天国へ旅立っていったのでした
せっかく増えた可愛い家族なのに
たった三年ちょっとでお別れなんて早すぎるよ
酷だなぁ・・・
しばらくモコを失った悲しみに暮れる日々が続きました
兄ひつじの成長
そりゃもちろんモコが亡くなってしまって悲しいのが一番
ただ…それとは別にパパひつじとママひつじには大きな不安があった
それは
兄ひつじの癇癪が再発するんじゃないか!?
そんな不安
LINE:兄ひつじの様子はどうかな?
LINE:落ち込んで元気ないけど、今のところ暴れたりはしてないよ
ひとまず良かった・・・
だけどさ、モコとゆう支えがなくなったら、どうなるか分からないじゃん?
自暴自棄になって、また暴れたりしないかな?
単身赴任だから
様子を近くで見れないから
悪い想像ばかりが膨らんでいく
でも、その不安は裏切られた
そんな心配はいらなかった
そこには、昔のように感情を抑えられずに暴れる兄ひつじの姿はもうない
俺がここで悲しんでたらダメなんだよね
ちゃんと前向いて進んで行かないと
モコが悲しむから!
モコは死んでなかったんだよ
兄ひつじの心の中でちゃんと生きてる
もう大丈夫!
パパひつじのフォローなんて要らない
感情をコントロールして自分で悲しみを乗り越えられる
モコのおかげで、ひと回り成長した兄ひつじがそこには居た
モコと出会って以来、本当に兄ひつじは感情的な行動を起こすことが無くなった
そりゃ、私たちと意見の違いでケンカみたいなことはあるけど、それも稀
本当に穏やかな性格になって・・・モコには感謝しかない( ˘ω˘ )
SO RE KA RA
現在、兄ひつじは学校に通えていません
中学3年生で復学し、必死で学校へ通い、自ら塾へ行かせてほしいと懇願し
頑張って志望していた高校へ入学できたものの、再び心の病気で通えなくなり
通信制の学校へ編入しました
ただ、ここでも心の病気に悩まされ、現在に至っています
親からの愛情、パートナーからの愛情
『愛される』って案外、みんな幼いころから経験する
でも、誰かから『慕われる』って経験ができる人は、きっと限られてる
この『慕われる』経験からしか得られない、「何か」や、心に育てられない部分があるとしたら
ここにも、幼いころから動物と暮らす意味はあるんだと思う
現在の兄ひつじは心の病気と向き合い、苦しみながらもアルバイトを続けてる
一生懸命、彼なりに心のメンテナンスをしながら1年近く続いてる
そして、そこで得たわずかなアルバイト代で、家族を食事へ連れて行ってくれたり
高校で繋がってくれた友達の誕生日にプレゼントを贈ったりしてる
兄ひつじはさ、『これからの時代、何の役にも立たない』かもしれない
人として大切な「何か」を持っている
そして、パパひつじとママひつじは、そんな兄ひつじを誇りに思ってる
おーい、モコ!
モコの大好きな兄ひつじは、こんな素敵なお兄ちゃんに育ったよ( ^ω^ )
そして我が家は?というと、里親募集で引き取った新しい家族が増えた
「チビ太」だ
モコを亡くした悲しみから、「もう猫は飼わない!」って言うかと思ったら
数か月後には、「また新しい家族が欲しい」って
チビ太はモコとは正反対の性格で、家じゅうを駆け回る元気な猫様
そんなチビ太は、弟ひつじを慕ってベッタリ
どこへ行くにも弟ひつじについて回り、マイベットも弟ひつじの隣( ^ω^ )
どこかで見た光景だなぁ(笑)
オサレアイテムでペットと遊ぼう!
あ、それとモコちゃんは天国に行った・・・のかな?
今も大好きな兄ひつじの部屋で
日向ぼっこしてるかも?( ̄ー ̄)ニヤリ
あとね・・・
そういえば、パパひつじはモコが亡くなってしまってから夢を見ました
それは
ウチの家族と一緒に、楽しそうに笑うモコがいる一幕の夢
そう! 笑ってたんだ モコが(*´ω`)
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「子猫を救ったとみせかけて、子猫に救われた長男の物語」
救われたのは兄ひつじだけでなくウチの家族も!でしたね
タイトル変えようかなww
さて、話は変わりますが、年々増え続けている不登校児童の数
令和4年度の小・中学生の不登校児童の生徒数は、約30万人と発表されています
これはあくまでパパひつじの個人的な見解ですが
不登校になる子は、モコのように気の優しい控えめな子が多いように感じます
他人に迷惑を掛けたくない子が多いんです
そんな子だから、みんなと同じ枠に納まれない部分を、ひとつ指摘されてしまっただけでも自己否定感が高まってしまう
自分に自信が持てなくなる
不登校児童のほとんどは、自分を肯定できない状態にあると思っています
自分なんて必要ない人間なんだ!
迷惑な人間なんだ!と
「生きている意味」が見つけられず苦しんでいる
あんな小さな身体で戦ってる
場合によっては親にも言えないで…
誰にも擦り寄れないの…寂しいよね
でも、苦しい姿見せたくないんだよね
両親に悲しい想いをさせたくないんだよね
ひとりで頑張ってるんだよね
あの時のモコと同じ。
なので、皆さんにお願いです
自分を肯定できない子達に、さらに否定的な言葉を投げないでください
いくら相手の為を思って言った言葉でも、否定的な言葉は凶器にしかならない
今は心が病気なんです
褒めてくれなんて言わないから
認めてくれなんて言わないから
否定だけしないであげて
そして、いつかこういった事にも理解が深まって欲しい
不登校児童の世界に限らず、大人の世界も同じ
今はこの意味を理解してくれる人は少ないだろう
きっと当事者にしか分からない
先にも言いましたが
「生きてることが死ぬことより辛い」
そんな世界観から一人でも多くの人が抜け出せますように
皆が生きやすい世界になりますように
これがパパひつじの願いです
おしまい
※最後にオススメを少し(たぶんAm〇zonより安いです)
あなたのお猫様は、どっちのタイプが好み?
モコは缶詰しか食べませんでした( ^ω^ )
世界屈指の動物愛護国イギリスでペットフード工業会連合の
厳しい基準をクリアしたカナガンの安全・安心のペットフード
お犬様はこちら
兄ひつじが不登校になった時の記事↓↓
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