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子猫を救ったとみせかけて子猫に救われた長男の物語 続編

子猫と長男の物語

 

第一話まだの方はコチラから↓↓↓

※ここから先の『ほんの一部』はフィクションです
 都合上ご容赦ください

 

 

 

はい、今日も元気に落ち込んでいるパパひつじです

前回の記事は、猫ちゃん出てこなかったですね

猫ちゃんの話を見たくて訪れて頂いた方すみません!

今回からちゃんと登場してもらいますね!

 

それでは続きいきます!

 

 

笑顔が消えた家族

辛い出来事が津波のように押し寄せてきて、普通に過ごす日常の中でも

突然涙があふれてしまうほど心が弱っているママひつじ

 

そんなことはお構いなしに、気持ちの凸凹に荒れる兄ひつじ

 

こんな状況に困惑するパパひつじと弟ひつじ

 

 

我が家から笑顔が消えた

 

まぁ子供たちは、気分が良いときはキャッキャとはしゃいでいるけど

ママひつじはやっぱり笑えない

そしてママひつじに寄り添うくらいしかできないパパひつじも

自分の無力さに げんなり・・・

 

ママひつじの実家は自営業を営んでいて、お義母さんも働いていたので

幼い頃は、学校から帰るといつもおばあちゃんが迎えてくれてた

母親代わりにママひつじの世話をしてくれていたのは、おばあちゃん

 

仕事で忙しく、あまり子供の面倒を見れていなかったみたいだけれど

お義母さんは、三兄弟の末っ子でいちばん出来が悪かったママひつじの事も

否定せず、いつも肯定して見守ってくれていたらしい

ママひつじがお母さんに寄せる信頼は絶大で、何かあれば友達のように話していたし

パパひつじとケンカすると、お母さんの元へ逃げ込んで気持ちをリセットしていた

 

こんな大切な2人を、半年の間に同時に失ってしまったママひつじ

 

 

そんな簡単に笑えないよ

 

 

守るべきものはどっちだ???

重苦しい雰囲気で、三か月ほど過ごしたある休日

仕事で休日出勤していたパパひつじが少し早く仕事を終わらせて帰ると

庭の方が何やら騒がしい

 

我が家の息子たちに加えて、ママひつじと隣に住む甥っ子たちが

みんなで何かを囲んではしゃいでいた

 

 

子猫

 

その輪の中心に居たのは野良の子猫

きっとご飯もろくに食べれていないのだろう

ガリガリにやせ細った子猫

見た目もボロボロで、猫たちの争いの中でいつも負けていたんだと

一目で分かる

チカラなく弱々しい子猫がそこに居た

 

パパひつじ
パパひつじ

この猫どうしたの?

どこかで拾ってきた?

兄ひつじ
兄ひつじ

うんっ!

外で遊んでたら見つけたの

弱ってるみたいだから連れてきたよ

最近、癇癪で私たちを困らせていた兄ひつじだけど

パパひつじたちは、悲しい映画を見て涙する優しい兄ひつじを知ってる

昔、捕まえたカエルを大切に飼っていた兄ひつじを知ってる

カエルが動かなくなってしまった時、泣きながらお墓を作っていた兄ひつじ

 

やせ細った弱々しい子猫を抱きかかえる兄ひつじに

久しぶりに優しく穏やかな表情が見られた気がした

 

弟ひつじ
弟ひつじ

パパー

いまからね、牛乳とパンあげるんだ!

 

本当はさ、「ダメなこと」って言われてるんだよね

野良猫に餌を与える事

 

でもさ、『燃え尽きそうな命』を目の前にして『助けてあげたい』と思った子供の気持ち

これを無視して、『野良猫に餌を与える事はダメな事だから、このまま返してきなさい』って伝えるのが正解なのかな?

今でもこの判断が正しかったかどうかは分からないけど

ただその時のパパひつじは、弱った子猫を目の前にして「餌をあげたらダメ」とは言えなかった

 

 

 

だってもうフラフラなんだもん

可哀想って思っちゃうじゃん

 

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世界屈指の動物愛護国イギリスでペットフード工業会連合の
厳しい基準をクリアしたカナガンの安全・安心のキャットフード

 

頼むひと間違えた!!

あげた牛乳はすごい勢いで飲んでた

牛乳に浸したパンは食べたか覚えてない(笑)

 

そしてそのあと、子猫のために家を作ることになった

ママひつじも実は猫好きで、実家にはいつも2匹の猫がいた

だから子猫に家を作ってあげる事には協力的

なんか我が家にあった箱と、毛布で即席の家・・・家!?のような場所(笑)が我が家の庭に出来上がった

 

それから数日間、子供たちと子猫のコミュニケーションは続いた

 

子猫も少し元気になり、子供達も初めての動物との密な触れ合いに、みんなイキイキしていた

みんなで一生懸命世話していたよ

 

パパひつじも仲良くしたいけどさ

パパひつじ、実は動物アレルギーを持ってるんだよね

パパひつじ
パパひつじ

毛で、肌が痒くなったり

くしゃみが止まらなくなるし・・・

目も痒くてどーしようもない!!

一応自分は毛むくじゃらの『ひつじ』の設定なのに、アレルギー持っていてすみません(笑)

 

さてと

そんなこんなで我が家では飼ってあげれないし・・・どーするかな?

 

ママひつじと相談した

そしたら翌日

 

ママひつじ
ママひつじ

ママ友のコミュニティーに

『誰か貰ってくれませんか?』

って写真載せといたわよ!

パパひつじ
パパひつじ

さすがママひつじ!

だれか貰ってくれるといいね!

どんな写真載せたの?

ママひつじ
ママひつじ

ん?

これ!

 

 

 

モコ捨て猫時代

 

えーーーーっ(;゚Д゚)

 

なんかさ・・・もっと可愛いの載せないの?

ママひつじ
ママひつじ

なんで?

めっちゃブサ可愛いじゃん(*´ω`)

ちょっとズレてるの…ママひつじ

結婚相手にパパひつじを選んだのも納得(;´Д`)

 

 

うん、ご想像の通り

残念ながらママひつじと同じ感性を持ったママさんはいなかったですね

 

ママひつじが居なかったらパパひつじは今頃売れ残っていた模様(笑)

 

引き続き貰ってくれる人を募集するけど望み薄いなぁ

さて、いよいよどうするかな?

 

モコの名誉のため可愛い写真も載せておきます(笑)

 

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雪に押された背中

そんな事を思っていたある日

街に大変な雪が降りました

この街にしては結構な雪の量

 

子供たちは、猫ちゃん大丈夫か!?って大騒ぎ

ビニールやら段ボールやらを駆使して、子猫が雪をしのげる家を作ってあげていました

兄ひつじ
兄ひつじ

よし!これで大丈夫!!

雪の直接当たらない場所に、なんとか屋根付きの家が完成

あとはたまに様子だけ見てあげれば良いんじゃないかな?

って伝えておいた

 

 

こうして子供たちがバタバタしていた間に、辺りはもう真っ暗

大粒の雪の結晶が、空から無数に落ちてきている

寒空の下で子猫の家に屋根を取り付ける作業をした子供たちも

ひとまず晩ご飯

 

そしてリビングでホッと一息ついたころ

 

「カツッ カッ」

 

ママひつじ
ママひつじ

ん?

パパ?なんか音しない?

雪の音?

 

「コツッ」

 

パパひつじ
パパひつじ

あ、なんだろ?風かな?

とカーテンを開けてみると・・・

窓に体を寄せ、せまーい窓のサッシの上にチョコンと乗っかって

カーテンを開けたパパひつじを「じーっ」と見つめる子猫の姿

 

パパひつじ
パパひつじ

おぉっ!どーした!?

やっぱり外寒かったか!

あの家じゃダメだったんだなぁ

ふと振り返ると、今度は三人がパパひつじをじーっと見つめていた

言葉は無くとも、三人の視線は同じことを訴えてるのが分かる

 

というかパパひつじも同じ気持ち

 

パパひつじ
パパひつじ

入れてあげよっか笑

ママひつじ
ママひつじ

えっ!?

兄ひつじ
兄ひつじ

えっ!?

弟ひつじ
弟ひつじ

まじっ!?

 

やったーーーーヾ(≧▽≦)ノ

パパが猫ちゃん飼っていいって!!

 

パパひつじ
パパひつじ

えっ(゚д゚)!

そこまでは言ってない!!

 

今でも鮮明に覚えてるなぁ・・・このシーン

あんな風に言われたらダメとも言えず…

(´Д`)ハァ…

万年アレルギー発動確定のパパひつじ

でも仕方ないよね

 

こうして我が家の一員となった子猫は『モコ』と名付けられました

名前はね、なんか毛がモフってしてたから

「モフ」じゃ変だから、モコ(笑)

でも可愛いっしょ???

 

 

でもね、こんな子猫との出会いは

モコちゃんとの出会いは、我が家にとってかけがのないもの

となりました

 

 

次回、最終話になります

モコが我が家に与えた影響とは!?

 

本当にモコとの出会いには感謝!!

それではまた次回のお話で…

 

つづく

 

さかのぼり学習に!文部科学大臣賞受賞の…

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